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09月06日-02号

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  1. 芳賀町議会 2022-09-06
    09月06日-02号


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    最終取得日: 2023-04-12
    令和 4年  9月 定例会(第5回)          令和4年第5回芳賀町議会定例会会議録議事日程(第2号)                     令和4年9月6日(火)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------出席議員(14名)     1番  中村由美子君     2番  有坂隆志君     3番  江間田信一君     4番  山口菊一郎君     5番  岡田年弘君      6番  大根田周平君     7番  大根田 弘君     8番  北條 勲君     9番  小林一男君     10番  石川 保君    11番  岩村治雄君     12番  小林隆志君    13番  小林信二君     14番  小林俊夫君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         見目 匡君   副町長        古谷一良君 教育長        古壕秀一君   総務企画部長総務課長併                    選挙管理委員会書記長 大根田和久君 企画課長       齊藤和之君   税務課長       大峯俊幸君 住民生活部長健康福祉課長      住民課長       綱川有美君            稲川英明君 子育て支援課長    星 紹子君   環境対策課長     山本 篤君 建設産業部長都市計画課長      農政課長併農業委員会事務局長            赤澤幸男君              大塚英樹君 商工観光課長     大根田淳一君  建設課長       磯 顕吾君 会計管理者兼会計課長 上野真美君   学校教育課長     小林芳浩君 生涯学習課長     高津健司君   監査委員事務局長   手塚孝幸君---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長     手塚孝幸君   書記         古家武人君 書記         梅津 綾君 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(小林俊夫君) おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(小林俊夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。---------------------------------------一般質問 ○議長(小林俊夫君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問の通告により、順次発言を許可します。--------------------------------------- △北條勲君 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員から参考資料を提出したいとの申し出がありましたので、これを許可し、お手元に配付しました。 8番、北條勲議員、登壇願います。     〔8番 北條 勲君 登壇〕 ◆8番(北條勲君) 8番、北條勲。議長より許可を得ましたので質問します。 新幹線通学定期券購入補助金について。 LRTは、来年8月に全線開業になります。運賃と定期券の料金も決定すれば、新幹線なども便利になり、利用者も増えると思います。 人口が減少する中で町外に転出する若者を抑制するには、東京圏の学生に新幹線を利用し通学できる定期券購入補助金があれば、人口流出防止になると思います。町の見解を求めます。 ○議長(小林俊夫君) 北條勲議員の質問に答弁願います。 町長。     〔町長 見目 匡君 登壇〕 ◎町長(見目匡君) 8番、北條勲議員の、新幹線通学定期券購入補助金についてのご質問にお答えをいたします。 芳賀町における18歳の転出者数は、令和3年度で15名でありました。そのうち7名が東京圏へ転出し、8名が東京圏以外に転出をしております。大学進学等を機に町外に転出するケースが多いと考えられます。また、令和2年度の国勢調査によりますと、芳賀町に住所を置いたまま町外に居住している学生は、各学年で30名前後いると推計されます。また、芳賀町に住みながら東京圏に通学している学生は、4学年で26名おりました。 現在、町ではLRTやトランジットセンターの整備などにより、町民の日常生活を支える交通ネットワークの形成を進めております。公共交通の利便性を向上させ、各地にアクセスがしやすくなることで、芳賀町から東京圏などに通勤や通学することも現実的な選択肢の一つになるものと考えております。 提案のありました大学生などに対する通学費の補助は、県内では比較的東京圏に近い県南の2つの市において、通学費負担の軽減や人口流出防止を目的に実施をされております。 芳賀町において導入した場合、高額となる通学費の負担軽減や、学生が生活拠点を町内に置くことで、その後の就職の際にも自宅から通勤できる職場を選択しやすくなるなどのメリットが考えられます。 しかしながら、都市部の学校を卒業した後に芳賀町に居住し続けるかについては、実情を踏まえ、十分に検証する必要があると考えております。 現在、芳賀町では、広い視点で定住支援に取り組んでおります。 就職活動をする学生に対し、工業団地立地企業も参加をする就活フェアを開催し、町内企業への就職を誘導しております。また、町内に居住した場合に奨学金返還を半額免除する制度を奨学金貸与者に周知することで、町内居住を促しております。 いずれにいたしましても、今後のLRTの開通などによる公共交通の需要や人の流れの変化を検証しながら、芳賀町の実態に合った制度の導入について検討してまいります。 以上をもちまして、答弁といたします。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 再質問いたします。 この問題は、やるとかやらないとかじゃなくて、検討するということでよろしいんですね。 LRTの開業は、新聞報道にありましたが、宇都宮ライトレール株式会社は、国の認可の確認には行ったのでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 北條議員の再質問にお答えいたします。 開業の認可は、まだ受けておりません。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) LRTの開通が新聞で大々的に出たのに、肝心な開通するLRTが認可をもらっていないというのに新聞に出るというのは、どういうことなんでしょうか。 それと、それが新聞に出たのが先走っているんじゃないですか。 それと、全員協議会でも、新聞が先で、全員協議会が宇都宮市も芳賀町も遅いというのはどういうことなんでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 町長。
    ◎町長(見目匡君) 北條議員の質問のLRTの開業の宇都宮ライトレール株式会社が国にその認可を受けているのかというようなことでありますが、この件につきましては、先月の17日だったと思いますが、全員協議会を開きまして、議員の皆さんにご説明をしたと思います。そのときの説明の仕方で、若干、前にマスコミ関係が、8月を目途に開業をというのが大々的に出ておりますが、その説明の段階で、もうお知らせといいますか、したと思うんですけれども。 まず、全部仕事が終わってから、そして、それから、試運転の時期、さらに運転手の習熟の時期というようなことで、そういったものを確実に国土交通省のほうでオーケーをもらわなければなりません。計画的には何か月ぐらいというようなことで、その計画が先行して発表されてしまったというようなことで、そのときも多分担当のほうは、その計画によりますと、6月を目途に国交省のほうに開業の申請をするというようなことになっておりますので、ちょっと今回の趣旨とは違ってはおりますが、私のほうから、なぜ答弁をしているかというふうなことで、大筋のきちんとした計画の段階というふうなことで、もう一度議員の皆さんに分かっていただくためにというようなことで答弁をさせていただきました。 以上であります。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 清原工業団地の中で、LRTの試乗等をやったときに説明はありました。清原工業団地まで来たので開通したほうがいいか、それとも、こちらまで全線開通したほうがいいかという説明はありました。だけれども、現実に全員協議会でも、LRT株式会社のほうの説明はなかったものですから質問しました。 先ほど町長の回答で、東京圏に就学した学生が卒業後も地元に戻らず、都内で就職するケースが多く、地元の若者流出で労働力不足につながっていますというようなことでありましたが、それでは、検討をする中で参考にしていただきたいのは、新潟県糸魚川市は、定期券月額2分の1以内、上限4万円、また、静岡県静岡市は、定期券月額3分の1以内、上限3万円を支給しています。これら等も参考にしていただきたいと思います。 こういう先進地の事例を参考にして今後考える予定はあるんですか。 ○議長(小林俊夫君) 齊藤企画課長。 ◎企画課長齊藤和之君) お答えいたします。 新潟、静岡の事例についてご紹介ありがとうございます。こちらでも参考にさせていただきたいと思います。 現在、県内等でも、町長答弁にもありました2つの市で一部実施しているところがあります。こういったものを参考にした上で、芳賀町の学生さんにどういったものが合うのかというところを、今後検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 通学は、就学関係なんですけれども、新幹線の通勤手当で補助金を出しているところが、先ほど県内2市町村があるというような話だったんですけれども、新幹線は、県内では、停留所が3駅あります。宇都宮市を除く小山市と那須塩原市は、毎月1万円の3年間支給されています。通学に関しては、親は自宅から通学すれば、食事等も含め安心感があります。一方、子どもは、家を早く出て一人で暮らしてみたいという本音があります。親と子の考え方のどちらでも選択できる補助金制度がある懐の深い芳賀町のPRになると思いますが、よく検討していただきたいと思います。 次の質問にいきます。 魅力ある当町のPRについて。 芳賀町の著名人は、福田たねです。青木繁の名作「わだつみのいろこの宮」が完成し、博覧会に出品するために上京する繁と恋人たねの間に生まれた幸彦を抱いた最後のお別れになった五行川のほとり、ハンガリー出身の彫刻家、ワーグナー・ナンドールの設計製作のロマンの碑があります。また、子どもの幸彦、後に福田蘭堂は、音楽家で、ロマン夢の吊り橋を渡ると、有名な笛吹童子のメロディーが流れます。 芳賀町にはこのような著名人がいるのに、看板やパンフレットを通じてもっと当町のPRをする考えについて、見解を求めます。 ○議長(小林俊夫君) 北條勲議員の質問に答弁願います。 町長。     〔町長 見目 匡君 登壇〕 ◎町長(見目匡君) 8番、北條勲議員の魅力ある当町のPRについてのご質問に、お答えをいたします。 明治期を代表する洋画家である青木繁の最盛期を支えた福田たねは、青木繁との別れの物語性も含め、2人の子どもであります福田蘭堂とともに、町を代表する偉人であります。 記念碑であるロマンの碑の周辺には、五行川堤塘の「海の幸」のレリーフや3人の姿がデザインされた橋の欄干などがあり、町の観光スポットの一つとなっております。 これらの情報は、町や観光協会のホームページや各種パンフレットにおいて紹介し、PRを図っております。 「わだつみのいろこの宮」のステンドグラスを掲示する総合情報館においても、平成20年の開館記念展をはじめ、ほぼ毎年、工夫を凝らしながら作品の展示や人物の紹介を行っております。 町民にも町の偉人を知っていただくために、小学校の社会科副読本に掲載しているほか、昨年度は芳賀チャンネルにおきまして、町長の部屋といたしまして、私自身が出演をし、ロマンの碑と、製作者であるワーグナー・ナンドール氏について紹介をする番組を放送いたしました。見ていただけたと思います。 本年につきましては、青木繁生誕140年であることから、パートナーでありました福田たね展を4月から6月に展示をし、パート2といたしまして、10月1日から12月28日まで総合情報館において展示をいたします。 以上のようなPR等を実施しているところでありますが、知名度向上観光客誘致などの有効活用に結びついていないのが現状かと認識をしております。 今後につきましては、関連資料を有する総合情報館と観光拠点であります道の駅との連携を図りながら、町の魅力度向上につながる事業の実施を検討してまいります。 以上をもちまして、答弁といたします。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) こちらも検討するということですね。 来年8月にLRTが開業時には、芳賀町の拠点となる道の駅はがに来て楽しんでもらうような内容で検討するという答弁がありました。道の駅へ来るまでの交通手段はどのように考えているんですか。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 芳賀町のトランジットセンターから道の駅までの交通というご質問でございますが、これにつきましては、路線バス、またはタクシー等でのご来場をお願いしたいと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) これでは、3年も前に私が質問したんですけれども、LRTが開通してから検討するという話だったんですよね。開通してからじゃ町民は分かりませんよ。あそこまで行くのにどうやって行くんだろうと。 これ、今も考えないと、LRT関係は、広報や看板、動画等で大々的に提案しているが、肝心な町民が利用するトランジットセンターまで行く、これの交通考えないと、これ、逆に言うと、観光があろうと、来てもらうにも来てもらえないですよ。大体交通は、いつ頃、これ、公表するんですか。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 8月の下旬にLRTと重複する路線、バス路線については、再編をして、新聞等でお知らせをしたところでございます。 町民の方向けには、10月の広報、または道の駅等のパネルにおいてイラストなどを用いまして、詳しくご説明するようなことで、今考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 9月、10月にやるというのは、ちょっと遅過ぎるという気がします。LRTと同時に新聞に大々的にやる。LRTができてからというんでは、町民は何だという話になりますよ。 観光についてですけれども、道の駅はが周辺には、新たに造らなくても、既存のものを生かすべきだと思います。五行川サイクリングロードを利用して、上延生には、ロマン夢の吊り橋、情報館に「わだつみのいろこの宮」のステンドグラス、東高橋にロマンの碑と海の幸、先ほど社会科の副読本というふうに言いましたけれども、こういうものを、これは美術の教科書にもありました、壁画、サイクリングロードで疲れたら、ロマンの湯で体を癒すこともできます。また、石橋エーターローは、ハナ肇、植木等と同じクレイジーキャッツのメンバーで活躍した方で、蘭堂の子の青木繁とたねの孫になります。芳賀町でも三世代とも有名な方はいません。こういうものも先ほど町長が言った物語的なものですね。アイデアを観光にする市貝町のサシバも、今日の新聞に、議場で議員と執行部が背中にサシバの絵柄のポロシャツを着た写真が出ていました。これも一つのPRだと思います。そういうところ。茂木の未成線の旅という、この長倉線、こんなものもPRを。あとは、これ、神様、神様もPRするんです。そんなものを参考にすべき。 役場と道の駅はがには、パンフレット60種類以上ありましたが、町のパンフレットは1割もありません。パンフレットのほかにアイデアとしては、町の封筒の裏側にPRするとか、あとは、この袋関係ですね。これはロマンの碑の宣伝が出ています。こういうのも有効に使って。あとは子育てガイドブックというのが芳賀町にあります。これは、官民協働で町の負担が一切なしということです。あと、豊かな暮らし、これは1部17円だそうです。こういう安価なものがありますので、もっと作るべきだと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 齊藤企画課長。 ◎企画課長齊藤和之君) お答えいたします。 今いろいろ議員さんのほうからご紹介いただきましたとおり、町のほう、各種パンフレット等作っております。なかなかパンフレット作っても見ていただけないような状況などもある中で、町のほうでも工夫いたしまして、3年ほど前になりますか、自転車で町の名所を散策することを目的としたポタリングマップ、こういったものを作成しまして、道の駅からロマンの碑まで自転車で移動するなんていうことを紹介するような、ポケットに入れやすいパンフレットなどを作ったこともあります。 また、ロマンの碑、こういった町の文化施設等を紹介するために、平成28年には、有名な児童作家であります漆原先生、また、立松和平氏の娘さんであります山中桃子さんの挿絵での絵本を作りまして販売もいたしましたし、町内の児童に配布するなど、工夫をしながら紹介等を実施しているつもりではあります。 今後もそういった工夫のできる形で、町の偉人等を内外にPRできていけばと、そのように感じております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 町長がいまさっき答弁したように、例えば福田たねさん関係なら三世代関係の物語とさっき言いましたね。そんなふうなPRなどを考えていただきたいなと思っています。 道の駅はがの近くには、情報館やステンドグラスのきれいな国の重要文化財に指定された「わだつみのいろこの宮」があります。ここには、絵があるんですけれども、解説がないんですね。解説板。広く町内外の方に青木繁の作品を見ていただけるようPRを考えているのか。また、ロマン夢の吊り橋は数年前からメロディーが流れません。早急な修繕と、福田蘭堂の親子関係の解説板の設置ができないか。 ○議長(小林俊夫君) 磯建設課長。 ◎建設課長(磯顕吾君) お答えをいたします。 ロマン夢の吊り橋のメロディーにつきましては、数年前からという北條議員からのお話がありましたが、把握をしていなかったところで、今回把握をいたしましたので、修繕の方向で進めたいと思います。そこの解説板等につきましては、今、出たほかの案件とも関係がしてくると思いますので、総合的に考えて、必要性を検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) メロディー関係は早期に修繕してくれるということですが、ひとつよろしくお願いします。 では、次の質問にいきます。 中学生のスクールバスについて。 スクールバスとは、通学に対する負担軽減と安全を確保するために運行されるバスです。 皆さんに配ったこの、ありますね。6キロ以外が黄色くなっているところです。 地図上で、芳賀中学校を中心として半径6キロメートル以上を調べたら、芳賀北小のスクールバス上稲毛田バス八ツ木バスの地区だけです。 その地区から現在中学生に通学者が56人です。うち、3分2は八ツ木の丘です。また、芳賀中全生徒の14.2%になります。 来年から中学校へのスクールバスの運行ができないか、町の見解をお願いします。 ○議長(小林俊夫君) 北條勲議員の質問に答弁願います。 古壕教育長。     〔教育長 古壕秀一君 登壇〕 ◎教育長(古壕秀一君) 8番、北條勲議員の中学生のスクールバスについてのご質問にお答えいたします。 町のスクールバスは、平成10年からの小学校の統合を契機に運行を開始し、令和4年4月末現在での利用者は、3つの小学校合計458人で、総児童数819人に対する利用率は55.9%という状況です。 芳賀中学校につきましては、中学校の統合により昭和47年に新校舎が開校して以来、徒歩または自転車で登下校しており、スクールバスは運行しておりません。 スクールバスの運行について、直接規定している国の法令等はありませんが、学校の建設等に対する国庫補助について定めた義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令において、国庫補助事業の対象となる適正な規模の条件として、通学距離が小学校においてはおおむね4キロメート以内、中学校においては、おおむね6キロメートル以内であることと規定されております。 この規定は、学校の新設や統合に伴う学校整備事業の際に、適切な設置場所を検討するための基準として設けられているものですが、統合後のスクールバス運行に際しても準用されているものです。 この規定を芳賀中学校にも準用した場合、対象となる地域は、八ツ木の丘を含めた大字八ツ木、上稲毛田、給部、芳志戸北部の一部で、北條議員の質問にもありましたとおり、4月1日現在での対象生徒数は56人で、全校生徒の約14%となっている現状を把握しております。 令和4年第2回議会定例会での、北條議員の中学生の登下校時についての一般質問におきまして、「中学校のスクールバスの検討をしたことがあるのか」という再質問に対して、「具体的な検討には至っていない。今後、学校や保護者からスクールバスに対する要望があれば関係機関と協議して検討していきたい」という旨の回答をさせていただきました。 その後も、要望等は出されておらず、進展はございませんので、現時点では、来年度からのスクールバス運行は考えておりません。 以上をもちまして、答弁といたします。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 再質問します。 先ほどの中学校のスクールバスの6キロ以上というのは、義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令によるというものでありますね。これで芳賀中は今までやってこなかったというんだけれども、県内の状況を調べたことがありますか。どんな状況なんでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) 再質問にお答えいたします。 県内25の市町村でスクールバスの運行が確認できたものにつきましては、18市町ございます。そのうち、中学校も対象としているのは11市町という状況で、学校の統廃合が契機となっているケースが非常に多いようです。 近隣市町では、茂木町が中学校のスクールバスを運行しております。距離の基準というわけではなく、統廃合を契機にして運行を開始したという、そういう状況を把握しております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 私が調べたところでは、中学校、先ほどの教育長の答弁あったけれども、小学校の件数なんていうのは聞いていないんですね。中学校だけにしかない。小学校はスクールバスあるの分かっています。 中学校のスクールバスは、9市4町、これは25市町村の半分以上です。当町のスクールバスは、今後、先ほど教育長が言いましたが、学校と保護者等が、要望が出た時点で関係者と協議ということで、要望がなかったから協議はしなかったということですね。そのときに、私、住民の代表である議員が、提言では検討はしないんですか。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) お答えいたします。 教育長が先ほど答弁したとおり、現時点での検討というのはしておりません。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) それでは、議員がここで一般質問しても全然無視ということなんですか。検討もしないということなんですか。ここで何ぼ質問しても、受け入れないということなんでしょう。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) お答えいたします。 北條議員さんの提案、これを受けまして、この後、まずは、学校、保護者、そういった方の意見聴取、そういったものに入ってから検討という話になると思います。当然、この質問を契機にその次の段階に動くということは考えております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) この前、話ししたんだから、とにかく早くしてほしいんですよね。2回も言われて、この質問だってなかなか質問できないかもしれない。 それでは、別に、保護者が中学校へ送迎する人数は、通常で50人、生徒の約13%です。また、答弁では、家庭の事情や体調などだけでは、説明になっておりません。 再度伺います。 近距離が何人、体が弱い方が何人など、具体的な人数を教えてください。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) お答えいたします。 実際に自家用車で送迎している対象地区の生徒につきましては、10人強と、お伺いしております。ですから、対象地区の2割ほどが自家用車での通学をしているというふうに把握しております。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) ちょっと今、何か聞き取れなかったので、もう一度すみません。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) お答えいたします。 自家用車で対象地区から通学している、自家用車を用いて通学している生徒につきましては10人強、約2割程度というふうに把握しております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 50人中の2割ということなんですか。それはどういう人なんですか。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) 50人というのは、中学校全体で自家用車を使っている人、そのうち10人強につきましては、6キロ以上の対象となる地区から通学しているという生徒ということになります。 2割強と言ったのは、対象地区、いわゆる6キロ以上ですね。こちらの対象地区の2割程度の方が自家用車で通っているということです。50人というのは、中学校全体の数字です。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 長距離5キロ以上というのは10人いることですよね。10人もいるのに、何でという疑問を持たない。学校にちょっとその話を聞いたんです。そしたら、先生が、長距離ばかりじゃないよという話なんで、実際には人数は把握していないのかなというふうに私は感じたんですけれども、先ほど言った10人いるんで。 前年度の出生者の約20%は、八ツ木の丘だけです。八ツ木の丘だけで20%。人口減少に貢献している地区です。この資料、ニュータウンというか、八ツ木の丘の資料を見ると、全480区画ビッグタウンというフレーズで出ています。現在の世帯数は350です。残りは130区画になります。この130区が入ると、上延生、八ツ木、上給の自治会の戸数と同じぐらいなんです。小学校の児童生徒も増える可能性があります。スクールバスをさきに見た対策は考えられないですか。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) お答えいたします。 八ツ木の丘の生徒数に関しましては、令和4年度36人ということでこちらは把握しておりまして、現在スクールバスの小学校の利用者、こちらを順次スライドさせていって、中学校に上がる生徒のほうを換算しております。そうしますと、令和6年度には36人から58人となりまして、令和9年度には約2倍になる71人という人数になるというところまで把握しております。 基準になるところにつきましては、対象地区の人数が多いというわけではなくて、距離ですとか、あとは道路状況、地形、そういったものも考慮してスクールバスの運行を検討していかないといけないなと思っております。 また、中学校につきましては、多様な下校の時間、部活動があります。天候や季節によりまして、下校時間のほうも変更しておりますので、そういったところに対応する運行、そういった部分も含めまして、慎重な検討を進めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 手紙があるのを読んでみます。保護者からの市長への手紙というのがありました。 西山中学校在住区、自宅から中学校まで片道5.5キロあります。柏崎の基準では4.5メートル以上は、スクールバスを運行と聞いています。自転車通学は約30分かかり、帰りは、この夏の暑さと疲れ、熱中症と闘いながら、途中休みながら、1時間かかります。また、親の時代と違って、副教材も多く、かばんの重さは8キログラム以上あります。重いかばんを背負って、自転車通学はつらいようです。近くの生徒さんも家族から送ってもらう子が多いです。9月に入ると、夕方暗くなるのが早く、暗い中での通学も不安になり、小学校のスクールバスと共同したバス運行を強く希望します。我が子は長距離の自転車通学が登校を渋っている一因になっています。周辺の親も冬季のバス運行はとてもありがたく思っています。冬季のバスの運行は、実現までは3年かかりました。早い検討を、実現をお願いしますというのに対して、市長からの回答文は、お手紙を拝見しました、このたび西山中学校のスクールバスの運行についてご要望をいただきました、当市のスクールバスの乗車基準は、中学生の場合、学校と集落の中心的な場所との距離が、冬季は3.5メートル以上、冬季以外は4.5キロメール以上としています。ご要望のスクールバスの乗車は、乗車基準を考慮し、新年度から新たな運行を実施したいと検討を進めています。見直しに当たっては、他の地区の乗車時間やルートなどの調整を行い、学校を通じて検討をします、なんです。 6キロメートル以上の通学者が多い八ツ木の丘の下校時は、なだらかな坂道です。冬季は北風が吹いて思うように進めません。最後に市の堀から自宅までの急な坂は特に疲れます。 教育委員会は、スクールバスを出すと決定しても予算が伴うので、最終決定は町長です。 町長に質問します。 町長への手紙が来る前に、スクールバスを出しますという答弁はできないか。 ○議長(小林俊夫君) 町長。 ◎町長(見目匡君) 今、教育委員会のほうでいろいろ形で検討するというようことで、唐突に、じゃ、町長出せるのかというようなことは、やはり違うと思いますので、北條議員が言わんとしていることは重々分かるつもりでありますが、ここで即答というものは避けたいと思います。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) どうしても駄目ならば、高根沢町では、中学校自転車通学ヘルメット購入補助金があります。また、大田原市では、小・中学校遠距離に対する通学交付金があります。当町でも、最低これくらいの補助金等をつくる考えはありますか。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) お答えいたします。 今、お話を聞いたところで、すぐに判断ができませんので、現時点での回答はできませんが、情報収集等は進めたいと思います。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 8番、北條勲議員。 ◆8番(北條勲君) 大体みんな検討という言葉ですけれども、よく内容を検討して前向きのほうにお願いしたいと思います。 以上で質問は終わります。 ○議長(小林俊夫君) これで8番、北條勲議員一般質問を終わります。 ここで暫時休憩とし、午前11時5分、再開したいと思います。 △休憩 午前10時53分 △再開 午前11時04分 ○議長(小林俊夫君) ただいまから会議を再開し、一般質問を続けます。--------------------------------------- △小林一男君 ○議長(小林俊夫君) 9番、小林一男議員、登壇願います。     〔9番 小林一男君 登壇〕 ◆9番(小林一男君) 一般質問の通告をしたところ、議長より許可が下りましたので、一般質問をしたいと思います。 Uターン定住者支援について。 当町において、人口減少問題は祖陽が丘をはじめとする住宅地の入居者の好調の影に見えにくくなっていますが、これから芳賀町を担っていくであろう20代の人口流出は深刻であります。 芳賀町または近隣市町に就職しても、一人暮らしがしたい、また、結婚してしばらくはアパートで気兼ねなく生活したいが、ゆくゆくは実家に戻りたいと考える若者も多いと思います。芳賀町のような散居村の地域コミュニティーの維持や、家族制度の社会的価値維持には、若者のUターンが欠かせない要因と言えます。 主観にはなりますが、30年以上前は、祖父母、両親との同居が当たり前でしたが、その後は、玄関、キッチン、風呂も分けた二世帯住宅となり、今はそれも死語となって、宅地内別居や分家住宅が主流となっています。 さて、その現在、実家近隣に住宅を求める現代の形態に対して、非常にハードルが高くなっている現状があります。土地の測量、時には接続道路の拡幅、転用手続、地盤調査、上下水道の調査、設計、加入申請、接続工事、これらの費用を勘案すると、既存の住宅地を購入したほうがコストパフォーマンスとして有利になりかねません。 しかし、さきに述べたとおり、両親家族と近隣に住居してもらうメリットは、子育てから、高齢者、祖父母、両親の見回りなど、多岐にわたる行政コストを低減するのに寄与すると考えられます。 Uターンしてくれる住民の負担を軽減し、促進するために、町の取り得るべき施策についてお伺いいたします。 ○議長(小林俊夫君) 小林一男議員の質問に答弁願います。 町長。     〔町長 見目 匡君 登壇〕 ◎町長(見目匡君) 9番、小林一男議員のUターン定住者支援についてのご質問にお答えをいたします。 ライフスタイルの変化などにより、三世帯同居は減少し、核家族化が進んでいることは周知のことと思います。 芳賀町におきましては、過去10年間で人口は約1,000人減少いたしましたが、世帯数は約300世帯増加し、これに伴い、世帯人口数は0.4人減少し、1世帯当たりの世帯員数は2.86人となりました。 親世代との同居も減少していると思われますが、その場合においても、実家の敷地内や、隣接地に居を構えることは、家事の分担や子育ての手助けなど、家庭生活にメリットが見込まれるほか、地域コミュニティーの維持や地域の活性化など、行政的にも多くのメリットが見込まれることは議員のご質問の内容のとおりだと思っております。 町内では、住宅地を建設する場合、分譲地ではインフラなどの整備費用や利便性が分譲価格に反映されていますが、実家の敷地内や農地転用などにより、隣接地を開発する場合には、一般的に土地の取得費用はかからないか、低く抑えることができる反面、許可申請や造成、上下水道などのインフラ整備に時間と費用がかかります。また、調整区域においては、許可要件を満たせず、開発できない場合もあります。 これにつきましては、法律の制限や県の開発許可基準が定められており、町の裁量は限られていることをご承知いただきたいと思います。 ほかにも、別棟を建てる敷地内に余裕がない場合や、開発に適した土地を所有していない場合など、様々なケースがあり、かかる費用についても内容や金額に差があると考えられますが、いずれにいたしましても、Uターンなどにより、生まれ育った実家のすぐ近くで暮らしたい、子育てがしたいと考える若い世代を増やす、その夢を叶えるために支援をしていくことは、今後の芳賀町を持続可能な自治体としていくためにも非常に重要なことだと考えておりますので、調査研究を進め、有効な支援策について検討をしてまいりたいと思います。 以上をもちまして、答弁といたします。 ○議長(小林俊夫君) 9番、小林一男議員。 ◆9番(小林一男君) まず、芳賀町高齢者総合保健福祉計画という計画、第8期介護保険事業計画の中の町長挨拶の中で、町長の挨拶文をお読みしますと、一部ですが、核家族化が進み、高齢者の独り暮らしを含む高齢者のみの世帯が世帯全体の20%を超えており、町民一人一人が住み慣れた地域で共に支え合い、自分らしく安心して暮らせる地域づくりが重要課題となっています、としております。 町長認識のとおり、人口増には、団地の造成、またはそこに暮らしてもらうということも大切ですが、芳賀町のような基本的な散居村による現状の高齢化に対しては、やはり若年人口のUターン流入、また、Iターン等が地域コミュニティーの維持のためには大変重要になってくるものと思います。これは町長と認識を共にしているところでございます。 ここで、既存の団地は造成費の中に社会インフラ等の整備費が含まれていますが、自分の宅地の中に新たに住宅を設ける、または近くの所有地を転用等して、近接に住宅を設ける場合においてのハードルの一つ一つについてお伺いいたします。 まず、質問の中で述べました測量等にもお金がかかるというようなことでございますが、現在、芳賀町では地籍調査が進行しておりまして、その地籍調査によって町民の受けるメリットや全体計画の進行状況等について、地籍調査の現状についてお伺いいたします。 ○議長(小林俊夫君) 磯建設課長。 ◎建設課長(磯顕吾君) お答えをいたします。 まず、地籍調査のメリットでございますが、地籍調査を行いますと、土地の一つ一つが座標で管理されることになりますので、改めて立会いをしなくて済むとか、境界の紛争が消えていくという大きなメリットがございます。今回の質問の内容にも関連してくる、個人で宅地を造る際にも活用できるという大きなメリットがございます。そのほか、正しい面積であったり、地目であったり、そういったものが確定しますので、適正な課税が期待できると。あとは、災害なんかで全く地形が変わってしまったとか、そういった場合にも、この座標が大本になりますので、その座標を基に現地が復元できるというようなメリットがございます。 芳賀町の地籍調査の現状でございますが、芳賀町の地籍調査は平成24年度に着手をいたしまして、今年度で11年目を迎えてございます。調査対象面積に対しまして、これまで登記が完了した割合につきましては6.3%、調査を実施している割合は27%になっておりますが、登記まで完了したエリアは6.3%となってございます。 全体計画は30年の計画を持ってございますので、今11年で、計画の終わりは、令和24年度を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小林俊夫君) 9番、小林一男議員。 ◆9番(小林一男君) やはり地籍調査完了してみれば、個人対個人で境界の確定、確認が不要になると、また、面積等が確定しているので宅地に建物を建てる際に基本的な測量が不要になるなど、個人としても大変メリットがある調査ではございますが、多分東高橋は芳賀町の中で一番最後ということで、先ほど答弁にあった30年かかる中の令和24年、完了令和24年ということですが、あと20年度に測量に着手して、それの境界の確定による登記は、またさらに何年かかかるというようなことかと思います。 終わって登記が完了したところと、これから東高橋においてはあと20年後に着手ということで、そのちょっと不公平感が著しいところがあると思いますので、ぜひとも登記まで早期に完了できるよう努めていただきたいと思います。 続きまして、社会インフラについて質問したいと思うんですけれども、上水道について、上水道新規に導入するとなりますと、私も知らなかったんですけれども、本管以外は個人の所有ということで、家を建てるので、枝管から分岐して建てた家のほうに水道を引こうとすると、その枝管の所有者の方の同意を全ていただかないと、枝管からの取水ができないということ、これ、今回初めて知ったんですけれども。 今の世の中、やはりほかの人、接続することによって、その枝管の共有者の水道圧が下がる可能性があるので、それを了解していただきたいというような判子を、確認をしていくというのは、非常にハードルの高いものがあると思いますし、そういうこともあるんで、新規の方はほとんど本管から直接水道を引いてしまうということで、かなり膨大な費用がかかってしまうというようなことでございます。 大分前ですけれども、東水沼地域の井戸から硝酸態窒素が検出されたというような事例があったときに、ちょっと西高橋の辺りの人から、心配なんで水道を引きたいんだけれども、町に問合せたら、それ、水道企業団に言ってくれというようなことで、水道企業団に話したところ、その工事についての見積りは地元の業者にお願いしてくれということで、地元の業者にちょっとざっくり幾らぐらいかかるかというようなことを聞いたところ、200万ぐらいかかりますと言われて、水道を引くことを断念して、いまだに地下水を使い続けているような事例がありました。 これ、生活に必須な生活インフラですから、導入費用があまりにも高いということについて、町としても少し……、これ、主体は上水道企業団ですけれども、町としても少し考えていただければなと思います。 そんな中の1つの提案事例としては、例えば100万以上かかるような場合には、100万当たりで一応キャップを設けて、100万から出た部分ついては何割か町からの助成金が出ますよと、そのような形でも取っていただけないかなと。 あまりにも整備費が高い生活インフラというのは、私はこれはやっぱり生存権といいますか、やっぱりそういう不公平はなくしていかなければならないというふうに思うんですけれども、散居村ということでなかなかそうは言っていられないということもありますので、一応ご検討をお願いできればなと思います。 続きまして、下水道についてちょっとお伺いしたいんですけれども、下水道には取りあえず、芳賀町では農業集落排水と公共下水道、また合併水槽を自分で設置するというような3種類の方法があると思うんですけれども、まず農集排と公共下水道についてちょっと調べたところ、利用料収入は農集排が4,600万円ほどで、一般会計からの繰入れが1億1,000万、公共下水道が利用料が4,200万円に対して一般会計の繰入れが1億円ということで、財政状況はあまり大きな差はないと思うんですけれども、その加入金において、農集排は85万円、公共下水道は42万円ということになっていますが、加入金のこの大きな違差について、その算定はどのようにしてこの85万円というのが出てきたのか、お教えいただきたいと思います。 ○議長(小林俊夫君) 町長。 ◎町長(見目匡君) 職員のほうで、果たしてその農業集落排水事業の新規加入のときの85万円、個人負担のやつの経緯というのは、実は私が議員がやっている頃にかなり執行部と議論をして、ちょうどたまたま産業建設常任員会にも所属していたので、お話をしたいと思います。古いやつなんで、多分うちのほうの職員も分からないと思いますので。 まず、この農業集落排水事業というのが、農水省のものの考え方で、やはり水田のそういうような農作物に入る水をきれいにしようというのが、もともと根底で始まりました。 しかし、農家の人たちのやっぱり生活の質のアップというようなことでしたんですが、当時どんどん最初やったのが稲毛田、その次、下延生というようなことで、かなり住宅地が密集をしていたために、個人負担とか、要するに管の延長も非常に短くて効率よくできたと、それが順繰り順繰りどんどんやっていくことによって、特に芳賀町なんかの場合は、散居集落のような形になっているんで、負担金が上がってしまったんですね。 当時、私の芳志戸5番目くらいに計画があって、村づくりの役員もやっていたものですから、当時の職員を呼んで、どのぐらい総額でかかって、個人の負担がどのぐらいになるかと言ったら、当時のお金で110万とか15万とか。とてもじゃないけれども、先頭に立って、みんなしてまとめることができないというようなことで、うちのほうの芳志戸のほうはやめてしまいました。 そのときに、やはり、じゃ、農村の生活環境をよくするために、国のほうでは進めている事業なので、個人の最高限度額をどういうふうにするかというようなことでありました。当時田野辺町長の時代だったんですが、町のほうは、もっと高いお金だったんです。多分85で決めたんで、それより10万か……、95万とか100万多分近いものだったんですが、いろいろ折衝して85という、その85の根拠というのが、非常に曖昧な部分があったんですが、いずれにしても100万以上かかるような状態になって、この事業が進められないだろうというようなことで、そういうようなことで85になりました。 その後、農水省のほうでもだんだんある程度できる部分というのがあったんで、今ほぼゼロというようなことで、事業申請しても、その事業がまだあるのかどうかというぐらいの状況です。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 9番、小林一男議員。 ◆9番(小林一男君) 今の85万円の根拠は定かではないが、あまりにもお金がかかるので、この辺でキャップというか、85万円で上限を決めたらどうかというようなことで、加入金の設定が決まったということでございます。 そうしたら、多分工事費を割っていたんだと思うんですけれども、その工事しても、もうそろそろ全体の施設の老朽化等も進んでいるし、減価償却というような観点からも、その工事費の価値を算定すれば、もう少し85万というハードルを下げてもいいんじゃないかなというふうな気がいたしました。 それと、今、芳志戸地区で、農集排整備しようとしたら110万ですか、100万を超えてしまうような加入負担金になるので、整備をやめてしまったというような経緯があったというようなお話ありました。それを一歩戻って、上水道にかければ、100万を超えるような整備費を個人に負担させるというのは、やはり生活の必須インフラとしての費用としてはあまりにも高額過ぎるので、幾らかそういうことも考慮していただきたいなというような感じがいたします。 続いて、下水に関して、合併処理槽という方式もありますが、私の個人的な印象として、合併処理槽はどうも初期投資が大きいというか、うちでも合併処理槽の前の水洗トイレの単独処理槽というんですか、それを使っていたことがあるんですけれども、その後集落排水になってしまって、その単独処理槽は潰してしまったんですけれども、そのときの値段に比べて、合併処理槽はいかにも高いというような印象があるんですけれども、なぜこんなに高くなってしまうのかについて、その原因の認識があれば答弁いただきたいと思います。 ○議長(小林俊夫君) 磯建設課長。 ◎建設課長(磯顕吾君) お答えをいたします。 合併処理浄化槽のその本体自体がどのように高くなっている、高額になっているかというのは、ちょっとメーカーとか、そういったものの違いがあったり、そういったもので異なるので、我々の範疇ではないとは思うんですが、合併処理槽を設置する、今の公共下水道、農業集落排水、合併処理浄化槽、3種類の処理の方法がございますが、やはり個人の負担としては、長い目で見ると、合併処理浄化槽が負担があるんじゃないかという見方をしている方がいらっしゃるということは、認識してございます。 その原因につきましては、初期費用につきましては、町のほうでも補助制度を設けておりますので、人槽に合った補助金と、あとは放流管が長く伸びちゃったときにも補助金を出したり、あとは敷地内処理にも補助を出して、処理のこの事業の振興を進めているところではございますが、先ほど議員からもあったように、単体がまずメーカーによって高いものがある、施工費についても差がある、高い場合がございます。あとはやはり先ほど申し上げましたとおり、放流先が長い、遠くまで持っていかなければ流せないというような状況があったり、あとは維持管理を自分でやっていかなければいけない。当然電気代もかかりますし、汚泥の引き抜き、あとは、法定の保守管理、そういったものを自分でやっていかなくてはいけない。それと、あとは故障したときも自前で直さなくてはいけない。あとは耐用年数、ある程度の期間が来たら、また自分で交換していかなくてはならないと。 そういったことで、合併処理浄化槽は個人の負担がかかっていくという印象をお持ちなんじゃないかと認識しております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 9番、小林一男議員。 ◆9番(小林一男君) やはり浄化槽は社会インフラで環境保全にも非常に役立つものなので、その負担については、総合的な運転資金まで含めた負担額については、公共下水道等となるべく一緒になるような施策を、これからも取り続けていただきたいと思います。 続きまして、定住に対する補助制度が芳賀町には設定されていて、定住促進補助制度というのが設定されているんですけれども、この対象者や詳細についてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 定住促進補助金でございますが、こちらの補助金は、定住人口の増加を目的とする補助金でございます。 対象でございますが、住宅を取得する者で町内に住所を有し、申請時において配偶者のいずれかが満40歳未満の者、または扶養家族がいる40歳未満の者であることとなっております。ただし、芳賀町に住所を定めた日の前、1年以内におきまして、世帯全員が芳賀町の住民基本台帳に登録されていない者に限るとなっておりまして、新たに芳賀町に転入された方ということでご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 9番、小林一男議員。 ◆9番(小林一男君) やっぱりこの事業は、定住人口を増やすという意味で制定されたんだと思いますが、分家住宅などにもこれは適用されるということでよろしいですか。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 今申し上げました要件を満たしておれば、分家住宅の方にも適用されます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 9番、小林一男議員。 ◆9番(小林一男君) 配偶者のどちらかが40歳以下であるというようなことが条件としてあるというような答弁でございましたが、この頃は晩婚化も大分進んでおりまして、しかもUターンするときの条件といいますか、その機会として、例えば子どもが小学校に入学するまではよそにいて、小学校の入学を機にUターンしてくるというようなことも、この頃は多くなったと聞いております。 そういう中で、晩婚化が進んだ中で、子どもが小学校に上がるタイミングというと、40歳という縛りはちょっと若干もう少し送って、45とか、そこら辺にしても、これ、いいんじゃないかなというような感じがしますが、その点のご検討をお願いしたいと思いますが、お考えはどうでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 年齢につきましては、近隣の状況を見まして、対応のほう考えていきたいというふうに考えております。 以上です。
    ○議長(小林俊夫君) 9番、小林一男議員。 ◆9番(小林一男君) 今まで宅地内同居、または近隣の土地に別宅を建設する場合の個々の負担がどの程度のしかかってくるのかというようなことについて、社会インフラの面で質問してまいりましたが、町長の答弁の中で、持続可能な自治体として、有効な支援策について検討してまいりますというような答弁がありました。 検討ということなんで、ぜひ前向きに力強く検討していただきたいと思いますが、その際に、部課長、町長等と共にこのUターンされた経験者も交えて、どのようなことに問題があったのか、または支援策としてはどのようなものがもっと欲しいのか等々について、有識者とは言わず、その経験者の声を反映した中で検討を進めて、芳賀町の地域コミュニティーの維持、そのためにも、その散居村の維持のためにも役立つような助成制度というものを新設をぜひとも検討を考えていっていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(小林俊夫君) これで9番、小林一男議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩とし、午後1時再開します。 △休憩 午前11時36分 △再開 午後零時57分 ○議長(小林俊夫君) ただいまから会議を再開し、一般質問を続けます。---------------------------------------中村由美子君 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員、登壇願います。     〔1番 中村由美子君 登壇〕 ◆1番(中村由美子君) 1番、中村由美子でございます。 一般質問の通告をしたところ、議長より許可をいただきましたので、質問させていただきます。 町内の公共交通について。 当初LRTは今年開通予定でした。1年の開業延長と事業費の追加、さらに再延長と、心配は尽きませんでしたが、先月の発表によると、来年8月に開業予定となります。 5月に行われた町政運営方針説明会では、LRTの開業と公共交通の充実についての説明があり、生活路線バスの再編、芳賀工業団地での通勤者向け循環バスの運行開始、町内の南北をつなげる公共交通の検討を行うとのことでした。 LRT開通に伴い、町民の皆さんは町内における公共交通の充実と利便性を期待しており、住みやすい、子育てしやすいまちづくりや観光等につなげていくためにも、今後重要な事業となります。 そこで、次のことについて伺います。 ①通勤者向け芳賀工業団地循環バス運行の詳細について。 ②町内の南北をつなげる公共交通の検討とあるが、今後の計画の内容は。 ③町全体の公共交通機関はLRT、路線バス、芳賀工業団地循環バス、南北公共交通、デマンド交通となるが、総合的にどのように連携させる考えか。 ○議長(小林俊夫君) 中村由美子議員の質問に答弁願います。 町長。     〔町長 見目 匡君 登壇〕 ◎町長(見目匡君) 1番、中村由美子議員の町内の公共交通についてのご質問にお答えをいたします。 1点目の芳賀工業団地循環バス運行の詳細についてでありますが、芳賀工業団地循環バスにつきましては、生活路線バスの再編の中で、芳賀工業団地への通勤者や来訪者に対するLRTの二次交通として新たに運行を計画しているものであり、現在、交通事業者と運行計画の詳細について調整を行っているところであります。 運行計画の詳細につきましては、(仮称)芳賀工業団地トランジットセンターを発着点とし、工業団地内の北方面と南方面を循環するルートとして、それぞれ1時間に1本程度のダイヤで運行する予定であります。 今後は、年内に再編全体の具体的な運行計画を定めた地域公共交通利便増進実施計画を策定し、国への申請を行うとともに、広報紙や芳賀チャンネルなどを活用して、皆様にお知らせをしてまいります。 2点目の南北をつなげる公共交通の今後の計画内容についてでありますが、南北方向の公共交通につきましては、日常的な移動需要と、運行のコストのバランスが重要であると捉えております。 そのため、LRT開業後の交通環境の変化を把握するとともに、既存の公共交通と適切な役割分担の下、令和6年度からの運行を目途に検討を進めていくとしております。 今年度におきましては、運行計画案を作成するため、移動需要の整理分析や運行ルート、時間帯などの運行サービスの検討、さらには運行コストの算出など、交通事業者等の意見も伺いながら、公共交通として持続的・継続的に運行可能な計画の検討を行ってまいります。 3点目の、町全体の公共交通を総合的にどのように連携させるのかについてでありますが、LRTと路面バスやデマンド交通、自動車、自転車などの各種交通手段が連携するためには、乗換え拠点となりますトランジットセンターの役割が大変重要であると捉えているところであります。 トランジットセンターにおきまして、広域的交通ネットワークの軸となるLRTや路線バス等に加え、路線バスの補完的な役割となる工業団地循環バスや南北方向の公共交通、地域を面的にカバーするデマンド交通などが適切な役割分担の下、接続することで、効果的・効率的に連携した階層性のある公共交通ネットワークの実現につながるものと考えているところであります。 また、利便性の高い接続的なネットワークとしていくためには、公共交通間のつながりを強化し、円滑にしていくことが重要であることから、乗り継ぎに配慮した運行ダイヤの設定などに加え、現在乗り継ぎ利用の負担を軽減するため、LRTと路面バス等において、ICカード「トトラ」を利用した場合の乗り継ぎ割引制度の導入を検討しているところであります。 引き続き、各種交通が連携した誰もが利用しやすい公共交通ネットワークの整備に取り組むとともに、公共交通のさらなる利用促進を図ってまいります。 以上をもちまして、答弁といたします。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) 再質問させていただきます。 ちょうど8月24日の新聞記事にLRT開業に合わせたバス路線再編案が掲載されました。町内関連では、芳賀トランジットセンター発着の工業団地内循環線と赤羽工業団地経由の市塙駅線が新設、また、祖母井線が祖陽が丘まで延伸とのことです。 まず、①の通勤者向け工業団地循環バスですが、北と南方向それぞれ1時間に1本程度とのことですが、通勤時間帯は1時間に1本では少ないのではないかと思います。朝夕の通勤者と日中、それぞれ1便に何人ぐらい乗車を見込んでいるのか。また、来訪者とありましたが、来訪者とは、企業に来る来訪者ということでよろしいのでしょうか、伺います。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 中村議員の再質問にお答えいたします。 循環バスの乗車についてでございますが、循環バスの運行計画の具体化に向けまして、平成30年度と昨年度におきまして、工業団地の停留所から離れて立地しております企業に対してヒアリング調査を行ってきたところでございます。 昨年度におきましては、新型コロナ感染症の影響による企業の働き方が変容した時期ではございましたが、そういったことで、利用者の予測が難しい状況ではございましたが、1日当たりの利用者、片道でございますが、100人から200人程度と幅のある想定をしておりまして、バスについては、大型バスの運行を考えているところでございます。 それから、循環バスでございますが、こちらについては、どなたでも利用することができるものでございまして、自動車からLRTに利用転換します工業団地企業の従業員の方や、その企業への来訪者が主な利用者になるというふうに想定しております。 LRTから二次交通を整備することで、公共交通で通勤できる環境が整い、環境負荷低減に寄与するとともに、工業団地の付加価値が高まるなどの効果があるものと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) 現在は各企業がバスを出していると思うんですが、もちろん宇都宮駅間の送迎バスは廃止になるとは思いますが、LRT開業後は、工業団地内の関連企業間、または部署間の企業バスも廃止になるということでしょうか。 また、LRTはトランジットセンターまでではなく、かしの森公園を通り、ホンダ正門まで行きます。もし企業バスがあると、路線の乗車人数が減るのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 工業団地内を運行いたします企業バスにつきましては、特定の企業が従業員を対象に独自で運行しているものと考えております。 循環バスとは、対象者や運行ルート等が異なるものでありますので、移動の選択肢が増えるというメリットが考えられますが、企業バスの継続の有無につきましては、運行しています企業の判断になるものと考えているところでございますが、できるだけ循環バスを導入しますので、企業の方に利用していただけるようにPRしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) どちらにしても、この路線の利用者は宇都宮などからの通勤者、または来訪者になると思います。芳賀町民はほとんど利用することがないバスということになると思うんですが、バス事業者に対して毎年支払う補助金が増額になると思われます。再編後は総額幾らを見込み、そのうち、この路線分に関してはどれぐらいになるか、お答えいただきます。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 現在、生活路線バスの運行支援といたしまして、路線バスのうち、芳賀町を路線の一部としておりますジェイアールバス関東と、関東自動車に対しまして、協定に基づき、運行費用の赤字分の補填を補助という形でしております。 これについては、令和3年度で約217万程度でございます。新たに導入いたします循環バスの運行経費でございますが、これについては、現在、交通事業者等と運行計画の調整を行っているところでございまして、運行経費については、概算ではございますが、年間約1,800万程度と試算しております。 また、生活路線バスの支援については、再編によりまして、芳賀町を走行する距離が増えます。茂木から作新まで行っていますジェイアールバスなんですが、これについては朝晩は今までどおり運行しますが、日中については芳賀町を違った路線、先ほど中村議員からございました赤羽工業団地や祖陽が丘を回る路線というふうに振り替えることになりますので、補助額については増加するというふうに見込んでおります。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) 今、赤澤部長から数字のほうのご提示がありましたけれども、今回の令和3年度の決算のほうにも上がっていますが、令和3年のほうでは、赤字分約217万円補助金で出していると。今後については1,800万以上、それよりも増加するという話でした。 それを考えて、ちょっと1桁違ってくるとは思うんですが、本当にこの路線が芳賀町にとってどうしても必要だと言えるのでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 今回のLRT導入に関しまして、トランジットセンターから各企業に向かう方については、どうしても工業団地のエリアが広いものですから、徒歩での移動が難しいということで、これについてはLRT導入に関しまして、以前から工業団地の企業さんとお話を進めさせていただいたところでございまして、その中で、二次交通ということで循環バスを導入して、それを利用していただくというふうなことで進めております。 利用状況については、現在、コロナ禍でございますが、今後そういうことが収まれば、利用者も増えて、ますます循環バスを導入した意味というのが上がるのではないか。そして、企業や通勤者に対してもメリット、企業バスを廃止したり、交通費の削減またはCO2削減と環境にいい面もございますので、そういった面で効果は現れてくるのかなというふうに感じているところでございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) 町は、企業も大切ですが、まず町民の利便性を優先すべきではないのかなと思います。 そこで、次に、②の南北をつなげる公共交通です。 今年度は計画案をつくるために調査や検討を行い、令和6年度をめどにという答弁をいただきました。 令和元年9月に一般質問をさせていただきましたが、そのときの町長の答弁では、ミニバス等の検討につきましては、市街地や工業団地などの拠点を経由しながら、町内の南北方向を結び、新たな公共交通の導入に向けた取組を進めているところでありますとの答弁でした。ちなみに、この時点では、まだLRTの延期は決まっていませんでした。期間があったわけですが、検討が進められず、今年となった理由をお聞かせください。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 南北方向の公共交通についてでございますが、これについては東西方向と比べまして、不十分である南北ネットワークを形成するために検討を進めてきたところでございます。具体的には、平成30年度において、中学生を対象にアンケート調査による移動需要の把握や、導入前後の効果イメージの整理などを行ってきたところでございます。 今年度においては、先ほど町長からもございましたが、運行計画の具体化に向けまして、例えば高校進学等による公共交通を利用する可能性が高い中学生を対象としたアンケート調査なども実施しまして、より具体化な移動実態やニーズを把握していきたいと思います。 基本的な考えとしまして、南北交通については、新設の路線でございまして、導入に当たりましては、一定の需要に即した適切な運行ダイヤ、それからルートの設定や、ほかの公共交通機関との役割分担、運行コストなど、様々な課題があると認識しているとろでございます。 LRT開業により、町内におけます交通環境が変化することで、町民の皆様のライフスタイルは徐々に変化していくものと想定されます。持続的な公共交通とするためにも、この変化を捉えることが重要であると考えておりまして、運行計画の制度設計につきましては、LRT開業の変化を想定しながら、慎重に進める必要があるというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 町長。 ◎町長(見目匡君) ちょっと元に戻ってしまうんですが、長い歴史といいますか、LRTのものの考え方について触れたいと思います。 芳賀町のほうにこのLRT事業というのが落ちたのは、私の記憶では平成5年の頃だったと思います。LRTという言葉ではなしに、国のほうの大きな方針として、地方がどんどん寂れてしまう、あるいは人口減少と、そういったときに、次世代、次の世代の新しい新交通システムというような言葉でした。 それが、具体的にというようなことで、これ、芳賀町と宇都宮市で進めておりますが、なぜこの芳賀町、宇都宮のこのLRT事業が認可になったかといいますと、やはりそういった部分が私は強かったと思います。 したがいまして、ちょっと落ちているかと思うんですが、LRTを機軸として、それからの二次交通というようなことがどうあるべきかというような検討というものは、正式名称ちょっと私のほうじゃなくて、副町長のほうとか、担当の課長等が出ておりますが、芳賀宇都宮公共交通検討委員会というのをつくっているのですね。したがいまして、芳賀町の利便性とか、宇都宮市のここの部分、もちろんそれは考えていきますが、そういった部分で大枠というものを考えていると。そのときに、国交省が全部それをこうやれとは言っておりません。朝晩、特に通勤の人たちが非常に多いというようなことで、宇都宮市の西口より私は東のほうが認められたんだろうと思います。 その人たちがさらにうまく活動できる経済の効果をすると。それと、今度私が議会等がいろいろな町の方針といたしまして、じゃ、町民の利便性というようなことで、この検討委員会のほかに町のほうで検討していると。それが南北地区というようなことで、あくまでも町民の利便性の南北軸とか、町民だけのやつで、例えば工業団地の中のそういった部分を度外視してやるというのは、その事業の性質からすると、それもやはり勘案をしながら、調整をしていくというようなことなんで、その辺を分かっていただければと思います。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) 今、町長からも説明いただきましたが、大体大枠のことは私も理解しているところではあります。 私が言いたいところとしては、LRT開通に向けて、南北のほうの循環バス、そちらのほうの話が進んでいないというところがちょっと問題なのかなというところで質問させていただいております。 令和元年から3年度の町の満足度調査をちょっと確認させていただきました。「子育てと仕事の両立で困難なこと」という質問に対して、「習い事の送迎、時間が足りない」、「部活の送迎、高校への送り迎えが負担」、「どこに行くにも子ども送迎が負担」、「習い事をさせたいが、送迎ができない」、「送迎で仕事との調整」との回答。また、町の事業に対する意見、要望は、「LRTを中心とした公共交通ネットワーク至急検討願う」、「LRTを本当に必要としている人、学生などがLRTを利用できないのではないかと心配」、「高校生が自力で学校に行ける交通を」、「循環バスの検討を」、「公共交通機関がなく、送迎に時間を取られてしまう」、「中学校まで10キロあり、安全か」、「通学手段の充実」という回答がありました。これが町民の声だと思います。 1つとして、北部にある八ツ木の丘は年間約15から20軒ペースで家が建ち続けて、特に若い世帯、共働きの核家族が増えています。北小の児童数ですが、今年度は東小を超して、八ツ木の丘だけで来年度142名の予定、スクールバスは4台に増える予定です。また、教室が足りなくなるということも聞いております。おおよそ1,000人規模の大型住宅地にバス1本も通っていない状況はあり得ないと思います。 LRTを待たずとしても、北部の一日も早い対応が必要だと思いますが、その辺、どう考えるか、伺います。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 本町では、町の都市構造や交通特性、さらには、移動需要や既存公共交通の状況などを踏まえまして、LRTや路線バス、デマンド交通などが適切な役割分担の下、効果的、効率的に連携した階層性のある公共交通ネットワークの実現を目指して進めているところでございます。 八ツ木の丘を経由する公共交通につきましては、日常的な移動の需要と、運行コストのバランスを踏まえた上で、南北方向の公共交通の中で検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) ちょうど3か月前になりますが、土曜日の昼間、芳志戸の民家のない道路で、自転車に乗った部活帰りの芳賀中女子生徒が車でつけられ、声かけ事件が発生しております。何とか、そのときはビニールハウスに逃げ込み、帰ろうとしていた農家さんに助けられました。当事の母親から、1か月経ってもまだ精神的に残っていて、どんな怖い思いをしたかと思うと、涙ながらに話してくださいました。これは、連れ去りや暴行にもつながる重大な事件であり、今後早急に対策が必要です。 先ほど北條議員からも一般質問で、芳賀中のスクールバスの件がありましたが、1つの考えとしてですが、例えば北部、祖母井、芳賀トランジットセンターの循環バス、北部の循環バスが通れば、中学校近くまでバス利用ができるのではないか。そうすると、親も安心して学校に送り出せますし、親の送迎の負担軽減にもなります。 先ほど北條議員一般質問でもありましたが、遠距離の補助金も含めて、その辺、どういうふうに考えるか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(小林俊夫君) 小林学校教育課長。 ◎学校教育課長小林芳浩君) お答えいたします。 中学校の登下校という話になりますと、やはりスクールバスをまず初めに検討しなければならないのかなというふうには考えてはおりますが、仮に循環バス、これが通っていると、そういう状況を仮定した場合ですと、やはりその循環バスというのも登下校の手段の1つ、選択肢というふうには考えられるのかなと思っております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) お答えいたします。 議員からご指摘がございました先日の芳志戸の中学生の事件といいますか、そういうことがあったということでございますが、議員ご指摘の中学生の防犯対策と公共交通の整備については別物ではないかというふうに認識しているところでございます。 また、町におきましては、デマンド交通が町内全域をカバーしておりますので、都市計画課としては、循環バスの導入は考えていないところでございます。 現在、各大字自治会が中心となりまして、子どもたちの防犯対策を含め、安全・安心なまちづくりのために見回り活動を行ってくれております。こうした地域ぐるみの活動を継続的に行っていくことが、防犯対策に結びついていくのではないかというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) 今の事件に関しては、直接は関係ないかもしれないんですが、中学校のその通学に対して、こういう一例があったということもありますし、防犯上ということで、そういう循環バスのほうにつながることもあり得るのではないかということで発言させていただきました。学校教育課のほうからもちょっと考えていただけたらと思っております。 また、違う角度からですが、高齢者の運転免許証更新制度が今年改正されております。よく聞くのは、「バスも通っていないから、免許返納ができない」という声があります。町では、運転免許証自主返納支援事業で、返納時にはひばりタクシーの1万円分の利用券を現在渡しておりますが、お元気な高齢者など気軽に買物やお出かけなどするときに、バス停まで歩いて出歩く機会が増えることにより、健康維持、健康寿命にもつがなります。 先日、新聞にありましたが、公共交通の利用割合が高いほど生活習慣病のリスクが低い傾向にあると、宇都宮市長も答弁をしていたようです。健康寿命が県内25市町中、芳賀町は男性がワーストワン、女性が15位と、残念な結果の発表がありました。芳賀町として、もちろん日頃の運動は重要ですが、バスがあることにより、生活の中で運動量が増えていく役割にもなるのではないかと思うんですが、その辺、どのように捉えていらっしゃるでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 稲川住民生活部長。 ◎住民生活部長健康福祉課長(稲川英明君) 中村議員の質問にお答えします。 どういった視点でお答えすべきか、ちょっと迷うところもあるんですが、バスとか電車、そのほか公共交通機関、そういったものを利用するという生活は、歩く機会がもちろん増えますので、日常的にそれが運動につながる。結果的にカロリーも消費されますから、必ず少なからず健康の維持というものにはつながるんではないかなと考えております。 電車、バス、あと自転車などで通勤している方というのは、車で通勤している方なんかよりも肥満の割合が少ないというデータもあるようですので、そういった点、そういった利用は健康維持に少なからずつながるという認識ではおります。 ただし、病気というのは、議員もご存じかと思うんですが、多くが生活習慣病です。不摂生が続いた結果生じますので、まずは規則正しい生活を送っていただく、そういったことが大切です。暴飲暴食を控えていただいて、身近にできる散歩やジョギング、あとは好きな運動などもしていただいて、日頃から健康に努めていただくということが一番大切ではないかと私は思っております。 以上でございます。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) いつの間にか運動になっているということを増やすことも1つ大事なことですので、その辺も考えていただければと思います。 令和6年に考えている南北の循環バスですが、ジェイアールバス等のバス事業者で検討予定だと思いますが、応用のきく町営バスも選択肢の1つだと思いますが、その考えはあるのでしょうか。また、関東自動車は、2030年までに宇都宮市内の大型路線バス7割に電気バスの導入を発表しております。二酸化炭素排出削減だけではなく、災害時の非常用電源としても活用できるとしています。 町として、今現在持っている町所有バスを含めて、電気バス、循環バスは小さめでいいと思うんですが、電気ミニバス等の導入の検討をしてみてはいかがと思いますが、お答え願います。 ○議長(小林俊夫君) 大根田総務企画部長。 ◎総務企画部長総務課長併選挙管理委員会書記長大根田和久君) 中村議員の再質問にお答えいたします。 町営バスの運行ということかと思うんですが、現在、町有バス1台でございます。この1台、実は平成10年導入でございまして、もう25年程度の寿命の車でございます。なおかつ、そのバスが更新の計画はないというところで、寿命尽きるまで使おうかというふうな考えでおるところでございます。 そんな中、今後の方向性としましては、外部委託というふうになっていくのかなと、町営バスの運営、それ自体が外部委託になっていく方向、それも検討しているところでございます。そんな中、町営バスの増車という考えは、今のところ持ち合わせておりません。 それから、電動バス、その件なんですが、増車、新規購入は今の考えにはないという発言をさせてもらったところですが、仮にバスを更新することになったら、芳賀町としましても、いわゆるSDGsのほうの推進をしております。当然環境に優しい車ということで検討には値するものかというふうには思っております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) ちょっと私、質問したのは、この南北循環バスに関して、ジェイアールバス等に委託するのではなく、町営としてバスを運行してはどうかというちょっと意味だったんですが……、大丈夫です。 そして、そういう点につきまして、小さな町だからこそできることというのはあると思います。せめてLRT開通から、令和6年の予定のところまで空白が約8か月になると思われますが、その町のバスを朝と夕方から夜にかけて実証実験として走らせてみる考えはいかがでしょうか。 ○議長(小林俊夫君) 大根田総務企画部長。 ◎総務企画部長総務課長併選挙管理委員会書記長大根田和久君) 先ほど、質問の趣旨に答えられず、大変失礼しました。 町有バスのいわゆる実験的に公共交通に供してはいかがかというご質問かと思います。 町有バスにつきましては、町の会議、研修、視察、そういったものに使用目的が限られているところでございます。現在はコロナですので利用件数は減っておりますが、コロナ前の令和元年とかは、そういった会議、視察等で年間100回出車しております。そういった利用がある中で、日常的公共交通の一端を担うという立場、それを担うことは厳しいのかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) 町有バスを実証実験として、例えば朝と夕方から夜だけという形で、例えば8か月間ということもあり得ないかということでお伺いしたんですが。 ○議長(小林俊夫君) 大根田総務企画部長。 ◎総務企画部長総務課長併選挙管理委員会書記長大根田和久君) 繰り返しになってしまいますが、その町有バスの利用形態が朝、昼、晩ともに、その研修目的等によってはあるわけなんですね。という中で、実験的に、例えば1日動かしたらどういう結果が出るかとか、そこらまで実験の検証結果を得るためには、やはりそれなりの頻度で対応せねばならないかと思います。そのような中では厳しいのかなというのが、私の回答でございます。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) アンケートを取るよりかは分かりやすいのかなということで、ちょっと質問させていただきました。 各担当部長に伺いましたが、いろいろ視点から考えると、必要としている町民が多くいて、多岐にわたる対策につなげることもできると思います。 次に、③の町全体の公共交通機関の連携についてですが、LRTは朝6時から夜23時まで運行します。路線バスについては、再編でダイヤがこれから検討されると思いますが、各路線、どのような時間帯になる予定か、お伺いします。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) トランジットセンター、LRTとの接続がスムーズにできますように、バスのダイヤ編成については、今後交通事業者などと協議を行って、皆さんに利用しやすい公共交通になるように努めていきたいというふう考えております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) では、デマンド交通についてですが、現在は9時便から16時便となっており、高齢者にとってはとても助かっている交通機関だと思いますが、若い世代や活動できる方々にとっては、利用しにくいのが現状です。 公共交通ネットワークは、町全体の充実を図り、地域や時間帯を考慮しなければ、本来のネットワークではありません。南北の循環バスはどのように連携することを考えているか、伺います。 ○議長(小林俊夫君) 赤澤建設産業部長。 ◎建設産業部長都市計画課長赤澤幸男君) 南北方向の運行予定ということでよろしいでしょうか。 これまでの検討におきまして、北部の八ツ木地区と、南部の水橋地区を起終点といたしまして、LRTや路線バスなどと乗り継ぎができるよう、トランジットセンターを経由するルートや祖母井を経由するルートなどを想定しているところでございます。 南北方向の導入に向けましての制度設計につきましては、利便性の確保と効率的な運行のため、引き続き慎重に検討を進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) 本来ならば、LRT開業とともに公共交通ネットワークの構築をしっかりしていただきたかったところですが、最後に、再度、北部の芳志戸に住んでいらっしゃる町長に確認します。 LRT開業までに約1年ですが、南北の循環バス運行開始等について、もう一度お考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(小林俊夫君) 町長。 ◎町長(見目匡君) 私が北部に住んでいるとか何かというのは関係なしに、私は芳賀町の町長でありますし、町全体というものを考えてやっているつもりであります。 南北軸の交通については、私が町長に立候補するときに、一番目に挙げたのはLRTでありますし、いろんなそういうときに地元の人たちにも、町民の人たちにも、やはり先ほど私が答弁しましたように、LRTに必要な二次交通、それと同時に、芳賀町の人たちの利便性というようなことで、具体的に先ほど赤澤部長のほうで答えたように、やはり南北軸は町民にとって重要だと思っております。 ただ、問題は、全体的な芳賀町と宇都宮が事業の認可になってやっているんで、それを基軸として考えていくと。そういう中で、例えば先ほど言いました芳賀、宇都宮の公共交通の検討委員会、そういうところで漏れたとしても、それはやっていかなきゃならない。そのやり方というのを、今後また考えていかなきゃならないということで、何でもこのプロではない、町が全て事業主体になるのは難しいだろうというようなことで、私は、ここで言っていいのかどうか分かりませんが、事業者のほうが手を挙げてくれなきゃ困りますけれども、中村議員が先ほどの質問の中で言いましたように、やはりこのエリアというものは、昔の国鉄というようなことで、ジェイアールバス関東のエリアなものですから、その人たちに理解をしてもらう、餅屋は餅屋でやっぱりやってもらったほうが一番うまくいくだろうと考えております。 そのことが、後になって、今いろんな形での、バス会社でも事故は起こしますが、やはりプロに任せたほうがいいのだろうというようなことで、今皆さんご案内だと思いますが、そのようなことで、私が就任してから、ジェイアールバス関東も、やはりLRTが開業することによって、自分のところというのは確実に競合してしまって、営業が成り立たないというようなことで、将来どうしたらいいかというようなことで、年に何回も雑談的に私のところに訪問しております。 その1つの証として茂木線、それにいくのが最初は役場の南側に停留所をつくり、さらには庁舎内に入ってというようなことで、やはりバス会社もいろいろありますから、そういうふうな部分でできるだけ芳賀町と連携を取りたいというような証だと思いますので、その部分は私が決めることではなしに、町独自に、都市計のほうで、公共交通の在り方というようなことで、着実にそういった部分を全てひっくるめて検討していますので、そのような形で進めていきたいと思っております。 時間的な問題で、いつまでに何とかしますというのはなかなか難しい部分というのはあるかと思いますが、細かく言うと、いろいろなものをクリアしていかなきゃならないというようなことであります。 バスのそういうものの路線を変えるというのは、町だけの考え方でできないというような、そういった法律的なこともお分かりいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小林俊夫君) 1番、中村由美子議員。 ◆1番(中村由美子君) ジェイアールバスとの雑談の中で、まだ進まなかったというところがちょっと残念なところではあります。 循環バスの話をすると、空気を運ぶようなものでもったいないという話を、何度も聞いたことがあります。平成17年にデマンド交通が運行開始する前の検討のときに、そのような理由からデマンド交通になったのだと聞きました。 検討した約20年前と今では、町民の年代層や生活環境、状況、考え方など、かなり変化しています。町の発展につなげるよう、町民の皆さんのために利便性をしっかり考慮いただき、各部署で連携を取って、一日も早い北部と南部の循環バスの早期運行を希望し、全ての質問を終わります。 ○議長(小林俊夫君) これで、1番、中村由美子議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(小林俊夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 本日はこれにて散会します。 お疲れさまでした。 △散会 午後1時46分...